造作建具はリノベーションの味方|東広島市 安芸津町 注文住宅 木造住宅 木の家 自然素材 地元工務店
投稿日:2025.12.05
造作建具でつくる、落ち着きある和室空間
今回ご紹介するのは、東広島市で進めている古民家の降りリノベーションの現場にて、
和室に取り付けた造作の障子建具です。
既製品ではなく、空間の寸法に合わせて、建具職人が丁寧に製作しました。
私たちが手掛けるリフォーム現場では既製品のサイズでは収まらない古民家ばかり
そこで頼りにしているのは、昔ながらの建具が造れる建具職人さん。
古民家の空間のバランス・光の入り方・素材の合わせ方を大切にしています。

障子越しの光がやわらかく広がり、和室らしい落ち着いた雰囲気に。
障子紙を通した光は、空間を優しく包み込むのが特徴です。
無垢材の枠と自然素材の風合いが、時間とともに味わいを深めていきます。
これは、長く暮らす木の家ならではの魅力でもあります。
横長の“地窓(じまど)”がつくる、広がりとつながり
今回の造作建具には、下部に横長のガラスを入れています。
これは、座ったときの視線が外へ抜けるように考えられたもの。
閉じていても圧迫感が少なく、空間を広く感じられる工夫です。

視線が抜けると、空間に奥行きと広がりが生まれます。
光の入り方を調整しながら、和室の落ち着きを損なわない。
自然素材×建具のデザインが、静かな心地よさを生み出しています。
素材を“揃える”という、職人の仕事
和室は、建具だけで完成するわけではありません。
天井板、鴨居、長押、襖、畳。
それぞれの木目・色味・質感が揃って、はじめて空間として整います。

床の間も施主さんの要望で収納に変え、ここも既製品ではサイズがないので
建具職人さんへお願いしました。
木目の通し方や色のトーンまで丁寧に調整。
無垢材は一本一本、表情が異なります。
その中から空間に合う材を選び、適切な方向に納めていく。
この細やかな判断こそ、地元工務店の家づくりの要です。
こうした積み重ねが、東広島市で暮らすご家族に馴染む、
「長く居たくなる和室」をつくります。
住むほどに深まる、美しい“経年美”
木の家は、完成した日がゴールではありません。
暮らしとともに、木目は色を深め、建具は空間に馴染み、
その家ならではの表情が育っていきます。
これは、自然素材と向き合いながら住まいをつくる、
木造住宅ならではの価値です。
東広島市で家づくりを考えている方、
「落ち着いた和室のある注文住宅」に興味がある方、
ぜひ地元工務店の家づくりをご相談ください。



